エンジニアはもともとは技術職であるためビジネスについて精通しているわけではありません。そのため、独立して仕事を始めた際にネックになるのは請け負った仕事というよりは、むしろその周辺で必要になるビジネスの側面です。フリーエンジニアが失敗をしてしまったという経験をすることになる多くは請け負った仕事に直接関わるものではなく、依頼をしてくれた企業との取引のやり方であったり、仕事を請け負う量であったり、自己宣伝の行い方であったりと、人との関係が関わる部分であることがほとんどです。

しかし、ビジネスを専門とする人がこういった面をうまく行えていくことからも想像できるように、こういった人付き合いの能力は先天的なものではなく学ぶことができるものです。人付き合いの力をつけて信頼を獲得できるようになることは広く一般に企業がフリーエンジニアを信頼して仕事の発注をする決断をするハードルを下げることにつながります。そのため、できるだけ多くのフリーエンジニアが企業からの信頼されるようになっていくと、全体として仕事の依頼が増えるようになることが期待できます。

そのためには失敗談を共有するという姿勢が大切です。誰しもが自分のミスは隠したがるものですが、それを公表して他のフリーランサーに参考にしてもらい、同じミスを繰り返さないように促すのです。★それがフリーランサー全体の信頼の向上につながり仕事が増えることにつながり得るのです。★